MENU

米国大学院受験 SOP/CV/PS/Recommendation letter編

執筆日:2024年11月26日
執筆者:マリナ

こんにちは!マリナです。
さてさて今日は米国大学院受験の書類の準備について詳しく書いていきたいと思います。
あくまで個人的な経験なので、正解はないと思いますが、少しでもお力になればと思い、書いてみます。

まず、英語、WES以外に、応募に必要な書類は以下の通りです。
早めに手をつけたほうが良い順番から書いていきます。

目次

Recommendation letter 推薦書

最低3名からの推薦状がどの大学にも必須になります。

推薦状を作成し、署名、スキャン、電子データをSOPHASにアップロードまでが先生方にお願いすることで、結構な手間と時間を依頼してしまうことになります。そのため、なるべく早めに丁寧に依頼することが重要です。
私の場合は、インターン先のSupervisor、修士の教授、学部時代の教授にお願いしました。
学部時代に頑張ったこと、修士の時に頑張ったこと、インターンの時に頑張ったことをそれぞれ書いて欲しいとお伝えし、作成を依頼しました。3人とも快諾してくれ、問題はありませんでした。おそらく、推薦状の作成に慣れている方々だと思います。
社会人の人は、勤務先の上司に書いてもらったりしていました。アドミッションがどう評価しているのかは全くわからないので、推薦状に関するTipsは何もわからない、というのが本音です。

一つだけ、レターヘッドを依頼するのを忘れないように!

SOP Statement of Purpose 志望理由書

SOPは、SOPHASや各大学のHPにどのような内容を書くべきかを記しています。ほとんど同じ内容が求められているので、私は一部だけ変更して色々な大学に提出しました。
おそらく、SOPを見てアドミッションが決まるので、ここは慎重に、そして丁寧に進めるべきだと理解しています。
1000-1500 wordsで志望理由をまとめます。
議論が分かれるところだと思いますが、私はまず既に米国大学院に合格した人のSOPを2名から見せてもらい、どういうものかを理解してから書き始めました。他の人のSOPを見ると引っ張られてしまう、という意見の方もいると思いますが、私はどんなものもまずは見てから始めたいタイプなので、この方法で正解でした。

私がとても参考にした投稿を紹介します。ホプキンスの疫学の博士課程の入学審査をしている人からのTipsです。
意訳しながらまとめると
1. 情熱を見せろ ただし個人的な情報はのせるな
2. 博士課程への準備ができていることを示せ、解決したい公衆衛生の課題、道筋を示せ
3. プログラムに適しているかを示せ、一緒に働きたい研究者の名前、組織の名前を列挙しろ
4. 何度も推敲しろ


こんな感じでとりわけ3は参考になった記憶があります。

これを参考に書き上げ、友人、アメリカでPhDをしている友人、アメリカの大学で働いている研究者の方(Xで突撃添削依頼)、エンジェルダンナなど合計5人くらいに見てもらい、添削をしてもらいました。いろんな角度からの意見がとても大事で、その都度修正を繰り返し、読み直してもらいました。見てくださった方に大感謝です。このいただいた恩を次の人にまわしていきたいので、もし添削を希望の方は教えてください。
受験は個人戦と思っていましたが、周りの人のサポートがとても大事だと気づきました。

最後の完成系は、Screnbidiという校正サービスに依頼しました。$40くらいでした。ですが、最終版はもう何人にも内容を見てもらい、さらにグラマーチェックもchatGPTででるため、校正にお金かけなくてもよかったな〜と思います。

学校によっては、1000 word、または1500wordと指定にばらつきがあるので、まずは1500から書いて、最後に削っていく方式にしました。そのほうが効率が良いと思います。

SOPもレターヘッドを使用しました。東大のレターヘッド担当部署(そんなところがあるんかい)に使用用途を説明し使用許可をもらい、使用しました。勤務先、所属大学に聞いてみると良いと思います。
レターヘッド、割と大事らしいです。

CV 研究職の履歴書

CVは、研究職の方がよく使用する履歴書みたいなもので、大学のファカルティの教員紹介ページに教員のCVが掲載されていたりするので、参考にしてみてください。これは、外資系企業で働いている友人や、アメリカの大学で働いている研究者の方(Xで突撃添削依頼)に依頼しました。

応募時点の私の研究歴は、筆頭著者の国際誌が2本出版済み、国際誌にて査読中が1本という業績でしたが、修士の場合は、あまり関係ないように思います。博士は2本で落ちました。後から同じ分野でホプキンスの博士に受かった人に出会いましたが、筆頭著者の論文はないようでした。そうなんだ、、なんの業績が関係あるの、、と、私には光る何かがなかったみたい。。と落ち込みましたが、縁と運が今回はなかったと諦めます。

PS Personal Statment

Personal Statementは、大学によって必要だったり、必要でなかったり。特に気持ちをこめて書いていないです。
UCLA、HarvardはPSが必要で、他の受験校は必要ありませんでした。
多様性にどう貢献できるか、First Generation(親が大学を卒業していない世代)かどうかなどを聞かれました。
これは、東大内の添削サービスにお願いして、無料で完結しました。

使うべきだったサービス・コネクション

XPLANE-大学院留学支援コミュニテ...
XPLANE-大学院留学支援コミュニティ- XPLANEは、海外大学院への留学を支援する非営利団体です。1. 出願情報・留学経験談の集約と発信 2. 留学生コミュニティの活性化 の2点の活動を通じて、大学院留学に関する...

xplaneというコミュニティをご存知ですか?
私は受験が終わってから知りましたが、海外大学院受験を目指す人にとってとても有益なコミュニティです。
SOPの添削をアメリカの大学にいる人にお願いできたり、受験のあれこれを相談できる場のようです。
受験前に知りたかった……と悲しくなったので、皆さんはぜひ活用してくださいね。。

コメント

色々な書類を揃えて、SOPとCVは本当に作成してよかったなと思います。
SOPは、なぜ公衆衛生を目指したのか、入学後に何をしたいのかをじっくり考えて、自分の言葉で書くので、入学後の自己紹介、教授への挨拶に困ることがありません。
CVも入学後にそのまま使用できるので、今、時間をかけて作っておいてください。あとで必ず役に立ちます。

PSは特に思い出が残っていないので、そこまで時間をかけたり、重要視しなくてもいいのでは…?と思っていますがどうでしょうね。

アメリカの受験でよく言うことは、全ての書類が揃ってはじめて一本の物語が立体的にみえてくる、ように作成するということです。SOP、推薦状、CV、PSを通してあなたの軸、1本の道筋となるように作成するらしいです。
よくわからなくなりますが、自分の軸を見つめ直すいい機会なので、時間をかけるべきものにはしっかり時間をかけ、休むところは休み、地道に作成してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

夫婦二人で運営しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次