執筆者:マリナ
こんにちは!今日は、NYブロードウェイ ハミルトンの抽選に当選し、10ドルで最前列で観劇してきました…. !!!!
抽選の方法や、感想について書きたいと思います!!愛を込めて書くため、抽選方法が知りたい方は抽選方法の部分まで読み飛ばしてください。
ハミルトンというミュージカルについて
ハミルトンのミュージカルは2015年にオフブロードウェイで上演され、翌年にブロードウェイの劇場に移行し、大人気、大成功を収めたミュージカルです。アメリカ建国父の一人、アレクサンダーハミルトンの生涯についてヒップホップを基調に描いています。アメリカの10ドル札に描かれているお顔のアレクサンダーハミルトンです。上演後、チケットの完売が続き、かつてない興行成績を得たようです。恥ずかしながら、私はアメリカに来るまでハミルトンの存在を知らず、ブロードウェイを歩く時もこんなミュージカルがあるのかあ、という程度にしか認知していませんでした。
しかし、アメリカで出会ったミュージカル好きの友人に「絶対に見た方が良い」と何度も説得され、まずはディスニープラスで配信されているハミルトンブロードウェイのオリジナルキャストの映画を見ることにしました。映画と言っても、実際にミュージカルを3日かけてベストアングルから撮っている、いわばそのままのミュージカルを劇場の一番良い席から観ている感覚で観劇できる映画です。
この映画を見て、ハミルトンにどハマりしてしまい、3ヶ月の間に映画を4回ほど見ました。研究の間も移動の間も常にハミルトンの音楽を聴き、毎日アルバムを2周くらいしていました。(アルバム自体2時間40分あります)
ハミルトンの音楽は、多くがラップで進んでいきます。中でも秀逸なのは、建国の父のハミルトンとトーマスジェファーソンに政治についてラップバトルで議論させるところです。奴隷制度への批判などチクチクと突き刺さる歌詞が魅力的です。
さて、これほどどハマりしていたので当然NYに直接見に行かなくては、と思いチケットを探し始めました。すると、なんと、ハミルトンは上演から10周年を迎えており、当時の主役級のオリジナルキャストの一人(アーロンバー役)が期間限定で戻ってきていました!まじか!と思い興奮を抑えられず、チケットを見て泣きました。チケット代が高騰し、本来ならば、最前列で400-500ドルくらいのところが最前列は1000-15000ドル近く、一番後ろの席で600ドル(10万円)くらいとなっていました。インスタグラムで確認すると、世界中のファンがチケットをとって駆けつけていたようです。さすがに富豪ではないので、この期間に観劇することは半ば諦め、オンライン抽選で地道に当選を目指すこととしました….
Ham4Ham オンライン抽選
さてさて、ハミルトンミュージカルのオンライン抽選について書きたいと思います。
Hamilton for Hamiltonという抽選を昔からやってます。これは、ハミルトンのお顔が描かれた10ドル札、そう、たったの10ドルでハミルトンが観れるぜ?というとんでもない制度です。ほとんどの他のミュージカルが、オンラインや当日の格安券で49ドルのところ、ハミルトンはもし運良く当選すると10ドルで観劇することができます。そして、基本的に一列目か二列目が用意されているようです!!!

上記のアプリをダウンロードし、次の翌々週の1週間分のチケットを一人2枚まで応募できます。毎週木曜に抽選結果が当選者に通知され、2時間以内に購入すると当選が確定です。他のミュージカルの場合、前日や当日に通知されるため、NY以外に居住している人のハードルがとても高いのですが、前の週に教えてくれるので、ハミルトンはとても優しいです。INCLUSIVE!
私の場合は、3ヶ月ほど旦那と一緒に毎週応募し続けました。そして、12月23日のクリスマスイブイブに当選しました!当たる確率はわからないのですが、かなりラッキーな方だと思います!毎日6時間くらい音楽を聴き、映画を4回ほど短期間で視聴し、さらにいろんな友人に勧め続けていたので、友人には正しい人に当選したと言われました。笑
2016年あたりの時は、主役のリンミランダマニュエルや他のキャストたちが劇場前で簡単なパフォーマンスをやりながら、その場で抽選を行なっていたようです。しかし、混雑しすぎたためオンライン抽選に変わったみたいです。下記のYoutubeで当時の様子がわかります。私も参加してみたかったなあ、と素晴らしい文化ですよね本当に。
あと余談ですが、ハミルトンのミュージカルで、2015年当初から10年間、ずっと同じ舞台に立ち続けている方がいます。Samuel Seabury役のThayne Jaspersonという俳優さんで、映画版でもしっかりいます。笑 私たちが観劇した2025年12月23日も変わらず、Samuel Seabury役とアンサンブルとして舞台にいて感動しました。

観劇当日
観劇の日は朝の5時台のバスに乗り、ボルチモアからNYまで向かいました。OUR BUSという格安バスで4時間の旅です。お昼のショー(マチネ公演)に当選したため、朝はクリスマスムードのニューヨークを歩いて楽しみました。
チケットは、観劇開始の30分前から劇場のボックスオフィスで受け取ることができます。(アプリに登録している名前と同じIDが必要です。)それまで、どの席にアサインされるかドキドキしていたのですが、reddit(アメリカでいうYahoo知恵袋)の噂通り、最前列で見ることができました…….




チャンスは逃さないぜ!

俳優さんたちの汗まで見える、そして本当に唾が飛んでくる席でした。観劇後は胸がいっぱいになり、涙が止まりませんでした。本当にありがとうございます。あわよくば、もう一回、アメリカにいる時に当選したいです。リンマニュエルミランダ様、私の音楽の天使、どうぞよろしくお願いします。
音楽の天使 リン=マニュエル・ミランダについて
この素晴らしいレガシーを作ってくれた、リン=マニュエル・ミランダについて簡単に書きたいと思います。彼は作曲家でもあり、オリジナルキャストでハミルトンを演じた役者でもあります。
wikipediaによると、彼は休暇中にロン・チャーナウ著のアレキサンダー・ハミルトンの伝記を読み、はじめの数章を読んだだけでハミルトンのミュージカルの構想を考え始めたようです。曲のクレジットを見ると、ほとんどが彼一人のものであり、感動を覚えます。偉人の伝記を読み始めた時、これをヒップホップでミュージカルにしよう、と思いつき、それを実際に2時間40分もの音楽を作成し、主役として演じるという、とんでもない人です。映画版で主役を演じる彼を見ることができるので、ぜひ観てみてください。本当に素晴らしいので。
リン=マニュエル・ミランダは、他にもインザハイツというこれまた素晴らしいニューヨークに住んでいるヒスパニック系の方たちを描いたミュージカルを作ったり(NetfixかUnextで映画ぜひ観てください)、なんとハミルトン中に、モアナの楽曲(How Far I’ll Goを含む)や、スターウォーズの楽曲提供をしています。どれだけ曲を書き続けるのか、と尊敬の念を抱きます。
ハミルトンのミュージカルでは、主人公のアレクサンダーも同様に、永遠とエッセイや新たな財政案を書き続けており、リン=マニュエル・ミランダ自身と重なります。中でも以下のNon Stopという曲では、ハミルトンはアメリカ合衆国憲法の批准を推進するために、25の論文を3人で執筆する予定だったが、最終的には3人で85編の連作論文を発表し、そのうち51編がなんとハミルトンが執筆したものです。歌詞の中でも、「どうしていつも時間を惜しむように書き続けるのか、昼も夜も時間を惜しむように書き続けることができるのか?」とアレクサンダーとリン=マニュエル・ミランダの実際の生き様を反映したかのような描写に感嘆します。
[BURR, BURR & ALL WOMEN]
How do you write like you’re running out of time?
Write day and night like you’re running out of time?
[BURR & MEN, BURR, MEN & WOMEN]
Every day you fight like you’re running out of time
Like you’re running out of time
Are you running out of time?」
この曲は、論文を書くことが苦しくなったときに聴くようにしています。アレクサンダーハミルトンはあれだけ時間を惜しむように昼夜書き続けたんだ、一本の論文をどうして私は書ききれないのか、と自分を鼓舞できる歌です
もっともっとかけることがあるとは思うのですが、今回はここまでとします。
みなさんがハミルトンの抽選に当たりますように。ハミルトンファンが増えて、日本公演が増えますように。笑

コメント