執筆者:マリナ
こんにちは!今日は冬休みに旅をした、ニューオリーンズのおすすめジャズバーについて書きたいと思います。
ルイジアナ州にあるニューオリンズは、ジャズの発祥地とされています。
フランス領やスペイン領となったことのあるニューオリーンズでは、奴隷として連れてこられたアフリカの人々と、入植したフランスやスペインの人々、さらにカリブ海の文化が混じり合い、独自の文化スタイルを形成をしたとされています。植民地によって生まれた文化、という歴史的な側面があるため、勉強不足の私が発言することは控えたいと思います。
興味深いブログ記事があったため、より詳しく知りたい方はこちら。
私は村上春樹が好き、ということもあり、ジャズに憧れがあります(村上春樹はジャズバーの店長だった、作品にもたくさんのジャズが出てくる)。
詳しくはないけれど、聞くことは好き!という程度のため、イチ観光客として行って良かったなぁと感じたジャズバーをおすすめ順にお伝えしたいと思います!
アルコールが提供される全てのジャズバーは入店時にIDの提示が必要なため、忘れずに!
1. Fritzel’s European Jazz Pub
ジャズストリートで有名なBourbon StreetにあるFritzel’s European Jazz Pubが私たち夫婦のおすすめです!
こちらは、他のジャズバーと違い、入り口で店員さんが座る席を確保して案内してくれます。
チャージに関して、1セッション(30分ほど)の間にワンドリンク($8~10数)または$10を支払うシステムになっています。
私はお酒があまり飲めないため、スプライト($8)を頼み、楽しむことができました。
客層は若い人から年齢層が高めの方まで幅広く、また海外からのお客さんもいました。
おすすめポイントは、店員さんがきちんと席を用意してくれ、着席してのんびりジャズを楽しめることができる点にあります。お酒も席まで持ってきてくれるため、安心して楽しめます。治安も良かったです。
余談ですが、ミュージシャンの方の1人が、退店の際に話しかけてくれました。浅草で女将さん会が主催している「ニューオリンズジャズフェスティバル」に参加しているようで、帰国したら見に来てよ、と言ってくれました。
本帰国の2年後に行くこと、再会することを約束してお別れしました。とても個人的ですが、素晴らしい思い出つきのジャズバーになりました。
2. Preservation Hall
ニューオリーンズを代表するジャズの老舗、Preservation Hall!
もとは画廊でしたが、1950年代に画廊のオーナーがコンサートに行けないことを理由に、リハーサル会場として画廊をジャズバンドに提供しているうちに、それが人気となり画廊からコンサートホールへと変貌を遂げたようです。画廊は隣の建物に移ったとか。今では、完全にジャズコンサートのみを行っています(公式サイトより)。
以下の画像の通り、毎日さまざまなアーティストがコンサートをしており、昼や夜の部があります。
1セッション45分で、立ち見$25、席あり$50と他のジャズバーと比べて少しお高めで、要予約です。ここは、基本的に撮影禁止、その場にいるみんなでジャズに集中して楽しむ、という小さな会場のコンサートホールでした。
完全に余談ですが、私はJulian LageのNocturneというジャズの曲のLive映像がとても好きで、その動画では、小さな会場でみんながぎゅうぎゅうに集まって真剣にジャズを聴く、小さなハコでみんなで真面目にジャズを聴く、というもので、Preservation Hallで同じ状況を経験していることに感動しました。撮影禁止、というのも今の時代、逆に良いなと思います。
コンサートでは、メインの演者がMCで冗談を交えながら演奏をしていきます。英語が完全に聞き取れず、理解が難しい時もありましたが、とても面白かったです。
私たちの回では、Preservation All Starsのメンバーが演奏してくれました。予習としてTiny Desk Concertに出ている彼らの演奏を聴いていたので、実際に見ると、あ、この人たちだ!!と嬉しくなりました。
それから、帰り際にグッズを買うことができます。今日演奏したメンバーのレコードを買い、スタッフにお願いすると本人にサインを頼んでくれました!!!
3. The Spotted Cat Music Club
Bourbon St.と並んで有名なジャズストリートであるFrenchman St. 沿いにあるThe Spotted Cat Music Clubもとてもおすすめです。
まず、写真の通りステージがとても可愛いんです。こちらのバーは、入り口でチャージ$5を支払い、腕にスタンプを押してもらいます。スタンプがある限り、何度でも入退店可能なところが良いです。私たちは、近くにあるジャズバーと行ったり来たりを繰り返しました(それぞれのバーで演者の途中休憩があるため)。
カウンターでお酒を頼み、お酒片手にジャズを楽しむ感じです。こちらは席数は少なく、基本的に立ち見です。だいたい22時以降に盛り上がり、ダンスをしているカップルが増えます笑
4. Blue Nile
こちらもおすすめのジャズバーの一つ、ブルーナイル!私たちの行った日はチャージ無料で、何度でも出入りできました。演者によって$10になったり、色々と変わるようですが基本的に安く、さらにドリンクもとても良心的なお値段でした。(ローカルビールが$5)
こちらは中が広く、観客も踊っている人が多いイメージです。やはり22時以降に盛り上がり始める、といった感じです。私たちが行った日は、ちょうど日本のピアニストのYoshitaka “Z2” Tsujiさんが演奏されており、少しお話しすることができました!日本の方がニューオリンズで演奏されていることに感動しました。私も異国の地で頑張らないとな…と勇気づけられました。
番外編①:Cafe Beignet ベニエを食べながらジャズが聴けるお店
ニューオリンズで有名なフレンチドーナツ、ベニエを食べられるお店がいくつかありますが、その中の一つ、Bourbon St.にあるCafe Beignetではジャズを聴きながらベニエを食べられます。
私たちは冬のモーニングをしましたが、とても寒かったです。夏だととても心地が良いのだろうなあ、と思います。
番外編②:Lafitte’s Blacksmith Shop Bar
1772-1732年の間に建築されたとても古い建物で、アメリカでバーとして使用されている最古の建築物のようです。公式サイトはこちら。
とても人気のようで、19時と早い時間に行ったにも関わらず、とても混雑していました。
ニューオリーンズは、幽霊が出る街としても有名で、このバーの中にある暖炉にも幽霊がでると言われています。バーを覗くと、赤い目が出て警告されるという話があったりなかったり。
ハリケーンという名前のカクテルが美味しかったので、おすすめです!
以上がニューオリンズのおすすめです。ジャズと美食とアートの街、、とてもいい旅でした。
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